卵子提供サポートブログ
臨床研究・着床前診断/Japan IVF Center株式会社
2015/05/19
こんにちは。Dr.ももです。
Japan IVF CenterのHPへようこそ。
以前お話しした受精卵の検査、「着床前スクリーニング」についてです。
日本産婦人科学会は2月28日、理事会で受精卵の染色体の異常を調べ、
正常な受精卵のみを子宮に戻すという臨床研究の実施を正式に承認しました。
これにより流産の数を減らし妊娠・出産の可能性の向上について、
3年をかけて複数の施設で調査することになります。
体外受精で3回以上妊娠に失敗しているカップル・流産を繰り返しているカップルの受精卵を検査をするケースと、
検査をしないケースで比較検討するということです。
誕生した赤ちゃんについては、小学校入学まで健康状態などを追跡調査します。
もちろん、命の選別につながる、という否定的な意見もあります。
皆さんはどのようにお考えになるでしょうか?
染色体を調べることで、ダウン症も解り、選別される可能性があります。
ただ、日本国内で医療として始められるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
倫理的な議論や検査の条件等、細かな取り決めが必要になります。
慎重になることは大切ですが、導入を待っている人も多く、時間的な余裕のない場合もあります。
できれば、早めに進めてもらえれば、と思います。
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