卵子提供サポートブログ
DR.もも「 ジカ熱の感染・性交渉 」
2016/02/22
最近、テレビのニュースで「ジカ熱」について報道されています。お聞きになったことがあるかと思います。ジカ熱はヤブカ属の蚊によって伝染されるジカウィルスが原因となる疾患です。
ジカウイルスは、1947年にウガンダのアカゲザルから初めて分離されました。現在、南アメリカ大陸やカリブ海地域の20カ国、ベネズエラ・メキシコ等の地域から症例が報告されています。潜伏期間は3~12日程度で、発熱や発疹、関節痛・関節炎、結膜充血、筋肉痛や頭痛などの症状があります。
症状は人により様々で、めまいや下痢、腹痛、嘔吐、便秘、食欲不振等になることもあります。ワクチンなどはなく、蚊に刺されないようにすることが大切です。
ジカ熱は、今まで人から人に移る事はないと言われてきましたが、性交渉により人への感染がアメリカでありました。流行地より戻った人物との性交渉により感染が確認され、米国内での発症では初めての感染例となります。
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