今回の健康な４０代の女性の出産には、総額数百万円がかかっています。もちろん、保険適用はありません。

１回の採卵に数十万円かかります。女性は、卵子を凍結保存後、結婚し、顕微授精の方法で受精卵を子宮に戻し、出産に至りました。

これを公表したクリニックでは、既に２２９人の卵子を凍結保存しており、このうち１７人が体外受精をし、今回の１例だけが出産にまで至りました。
日本生殖医学会は、高齢出産などのリスクから４０歳以上の採卵は推奨できない、としています。

晩婚化などを背景に、卵子の凍結保存への関心は高まっていますが、実際の成功率や、出産の先送り、などといった問題もあり、医療関係者の間でも賛否が分かれます。

 

 

 

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