卵子ドナーの体験談
ドナー体験談/命の大切さ
2015/02/15
私はこのJapan IVF Centerのプログラムに参加するのが初めてでは無いのですが、回数を重ねていく内に、使命のように感じている事に気が付きました。
初めてドナー候補の連絡をいただいた時、ただただ不安だった事を今でも鮮明に覚えています。
何も知らないので、毎日注射する事の不安や痛みの不安、知らない場所で過ごす不安等、不安だらけでした。しかし、実際参加してみないと分からないものですが、注射はとても細い針なので痛くなく、採卵は寝ている間に終わり、1度目のプログラムでそう言った不安は消えました。
2回目以降は、ドナーに選ばれた時から『質の良い卵子を作るために、体調管理をしっかりしよう』、『体に良い物を食べよう』等、自分にできる事をやっていました。
今回のプログラムを通して私は、不妊治療について知っておこうと思い、調べました。気づいたことは、不妊治療を頑張っている方々も、このように毎日の注射や薬、体温測定等、もっともっと気を付けている事があり、そんな中でもとても痛い思いをされている方もいる事を知って、大変考えさせられました。そんな方々に私が卵子を提供する事でもう辛い思いをしなくて済むのならと、とにかく質の良い卵子を、効果があるのかは分からないけれど、食生活から気を付けて挑みました。それが良かったのかは分かりませんが、沢山採卵できたようで、ホッとしました。
クリニックの方々も、Japan IVF Centerの現地のスタッフもフレンドリーな方々ばかりで、緊張する事はありませんでしたし、先生もホルモン値を見て薬の調節をしてくれるので、過剰に注射する事などもありませんでした。
私が参加した先はハワイでしたが、ゆったりとしている所なので日々の疲れも癒す事ができました。
私の滞在したホテルにはキッチンもキッチン用具も備えており、目の前にはスーパーもあったので、スーパーのお弁当でも良いし、飽きたら自炊でも良いし…と、食事に飽きる事が全くありませんでした。
短い間でしたが、とても良い体験ができました。
命の大切さを教えていただき、ありがとうございました。