日本では晩婚化が進んでいます。現在6組に1組が不妊治療を受け、
30人に1人が生殖補助医療を使い誕生しています。
世界的にみても不妊治療は多い国と言えます。不妊治療で有名なK病院では、
受診者の平均年齢は40歳を超えています。
全体では、体外受精を受ける女性の約４０％が40歳以上です。
もちろん、不妊治療は万能ではありません。
治療をしたからといって妊娠できるとは限りませんしリスクも伴います。
それが40歳以上になると、産まれる子の100人に1人がダウン症になるという海外のデータもあります。
45歳以上になれば成功率は１％足らずになります。高齢出産になれば体への負担も大きく、
産道も柔軟性がなくなったり、陣痛力の低下や出産自体の大変さなど、色々なリスクもあります。
高齢出産では出生前診断が多く行われます。先天性異常が増えるからです。
もちろん、受けないカップルもいます。女性の体は、35歳以降は卵子の老化が加速します。
これを食い止め、将来に備えようとする試みが広がっています。

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