最近、同性婚についてのニュースが世間を騒がせています。国立社会保障・人口問題研究所のグループが全国調査をしました。２０～７９歳の男女26000人を対象に行ったものです。その結果、賛成は14.7％、やや賛成が36.4％、やや反対が25.4％、反対は15.9％でした。この結果は、男女の違いや世代によって異なっています。女性の方が男性より賛成の割合は多く、20代は71.6％の賛成に対し、70代では24.2％と低くなっています。年代があがるにつれて賛成率は下がっています。若い世代は、自由な考え、平等感から愛し合っていれば誰でも結婚できる権利があるとしています。一方、50代以上では、伝統的な家族の在り方が失われる、とする保守的な考えがほとんどを占めます。世代間の隔たりが浮き彫りにされていますが、このことは同性婚だけではなく、色々な考えにも同じことがいえます。しかし、自分の子供や兄弟が同性愛者である場合は「嫌だ」と38％が答えています。同性愛にたいしては、制度自体は認めていても、実際に身近なところでは抵抗感があるとの結果となっています。皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。