卵子提供・卵子バンク・卵子ドナーから不妊治療を受けたいとお考えの方はJapan IVF Centerにご相談下さい。

体験談

卵子ドナーの体験談

卵子ドナーの体験談 Oさん (バンコク)

Japan IVF Centerの卵子提供プログラムに参加しようとした当初は、ただ漠然と考えているだけで、
具体的にどのように進行されていくのかなど、あまり考えることはありませんでした。

学生のうちに、何か人のために役にたつことをしたいと考えたときにふと目にしたのが、このプログラムでした。

応募シートに自分の髪の色や肌の色など、身体についての細かい情報や家族歴のことなどを入力したり、
Japan IVF Centerの担当の方と電話で面接をしたりしていくうちに、自分がこのプログラムに参加している1人としての責任感や使命感が芽生えてきました。

このプログラムのことを考えると、まず先に思い浮かぶのが、卵子提供を心待ちにしているご夫婦の気持ちでした。
気になって調べてみたのですが、卵子提供を受けるご夫婦の方々は、これに至るまでにあらゆる治療などを試みたのですが、
それでも妊娠することができなかったため、最終的な手段としてこの卵子提供に望む方がほとんどであることを知りました。

また、卵子提供には自分が考えていた以上にさらに高額な金額が必要であることを知り、
ご夫婦の方々のこれまでの覚悟や、卵子提供への最後の希望などについて、様々な想像を巡らせました。

初めは、自分の遺伝子を受け継いだ人間がもしかしたらこの世に存在することになるのかもしれないと考えると、とても不思議な気持ちになりました。

しかしそれ以上に、私の力があれば、あるひとつの不妊に悩む家族を幸せにすることができるのかもしれないと考えたときに、
このプログラムは本当に素敵なものであり、また、最後まで責任を持って取り組もうと考えました。

バンコクでは、日本人の現地スタッフの方がとても親切にいろいろとバンコクでの生活を教えてくださったり、クリニックでの診察の待ち時間の間に、カフェでお茶をしながらバンコクについて話してくださったりなど、
初めは右も左もわからなかった私ですが、とてもホッとしたことを覚えています。

クリニックでは、日本語が上手なスタッフがおり、年齢も近かったため、仲良くなることができました。
結局休みが合わなくて実現することはありませんでしたが、時間が合えばバンコクの市内観光に一緒に行きたいですね、と話しいていたこともありました。

私はバンコクの街並みや寺院などの観光をするのがとても好きだったため、診察のない日は現地のツアーを申し込んで、1人で参加したりもしました。
そのツアーで知り合った日本人の方とは、今でもその観光の時に撮った写真を送り合う仲です。

私はタイの料理がすごく好きだったので、デパートの中にあるフードコートで毎日のように食べていました。日本人の中には、辛いものやパクチーなどの香辛料が苦手な方もみえると思いますが、
バンコク市内には日本人駐在員も多いことから、日本食のレストランなども少なくありません。
なので、食事の面ではあまり心配することはないなと実感しました。

採卵の直前は、初めての全身麻酔ということだったのでとても緊張して、周りをきょろきょろしてしまったりなど、落ち着きがありませんでした。
しかし、現地スタッフの方やクリニックのスタッフの方々がベッドサイドに付いていてくれて、
私の不安を和らげてくれるように話しかけてくれました。
実際に採卵が無事終わり、目が覚めた時には、あっという間すぎて本当に終わったのですか?と質問してしまうくらい、すぐに終わりました。

終わってからは、術後の体調変化があると伺ったので、心配して様子を見ていましたが、
私の場合はほとんど体調に変化はなく、2日後には元気に市内観光をしていました。
抗生物質などのお薬も処方されていたので、気持ち的にもかなり楽になったことを覚えています。

今回この命のプログラムに参加することで、自分自身の身体のことや、妊娠について、卵子提供についてなど、多くのことを学ぶことができました。
私は現在大学4年生で、半年後には看護師として就職も決まっています。
子どもが大好きなので、小児科またはNICUでの勤務を希望しています。

その中でのこのプログラムの参加は、私の人生の中でもとても大きな経験になりました。またこのような貴重なプログラムに参加する機会がありましたら、是非また参加したいと強く思いました。

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