私は現在大学4年生で、学生最後の春休みに、卵子提供でロサンゼルスに渡航しました。渡航前は検査やクリニックの先生とのスカイプ、それから、ピルの服用などの準備があります。ジャパンIVFセンターのスタッフさんは、観光地や食事、持ってきた方が良いものなどの資料もくれたので、安心して渡航に臨むことが出来ました。

滞在先は様々な観光地にアクセスできる、便利な環境でした。スーパーやファーストフードのお店も近くにあるので、何でも揃います。また、オーナーの方が日本語が堪能でとても親切だったのが印象に残っています。

私の場合、ロサンゼルスに着いてから翌日にクリニックへ行きました。クリニックの先生はとても優しく、安心して受診できました。自己注射は不安でしたが、あまり痛くないのですぐに慣れました。また、このクリニックは予約制で待ち時間も短いので空いた時間で観光などして、有意義な時間を過ごせました。観光でお勧めのところは、アウトレットモールです。COACH等のブランドがすごく安かったのでおみやげにもいいかもしれません。

このように観光を楽しみつつ過ごしていると、あっという間に採卵日が来ました。そして、あっという間に手術も終わり、私の場合は術後の痛みも無く、翌日から散歩もできました。

現地スタッフさんがとても明るく、親切で楽しい方だったので、ロサンゼルスから日本へ帰る時はとても寂しくなりました。今回の卵子提供を通して考えたことは、アメリカやタイなどでは卵子提供が認められ、多くの夫婦が子どもを産むことができるのに、なぜ日本では認められないのかということです。

卵子提供であれば子どもを産むことが出来る方々は日本にたくさんいらっしゃると思いますが、まず日本では卵子提供は受けられないし、そもそも卵子提供について詳しく知っている人がすごく少ないというのが現状だと思います。

私は学校の授業やFBなどを通して卵子提供のエッグドナーボランティアについて知り、私でも人の役に立つ可能性がある、人の役に立ちたいと思ってドナー登録しました。私が持っている卵子で子どもを産むための手助けができたとしたら、それは私にとって喜びなので、卵子提供プログラムに参加して良かったと思います。

卵子提供について知らないことには、依頼することも、エッグドナーになることも出来ないので、これからもっと大勢の人に認知してもらうために、FBなどで発信していこうと思います。

最後に、依頼者の方が幸せになるように祈っております。