卵子提供サポートブログ
胚の凍結技術/Japan IVF Center株式会社
2015/03/02
こんにちは。
Dr.ももです。
一般的に行われている体外受精ですが、その妊娠率は約3~4割です。
少し前までは新鮮胚を戻すことも多かったのですが、
最近は一旦、凍結してから子宮に戻す方法が多くなっています。
日本産婦人科学会の調査では、
新鮮胚を戻すのと凍結胚を戻すのでは凍結胚を戻す方が妊娠率が高かった報告があります。
やはり、子宮の良い状態の時に戻せるメリットもあるからです。この胚の凍結技術、年々向上しています。
現在、多く使われる方法はガラス化法で、液体窒素で瞬間に冷却する方法です。
この方法では胚盤胞の透明帯が硬化し着床しにくくなるため、
赤外線レーザーで微小な穴をあけ子宮に戻し着床しやすくします。
受精卵だけでなく、卵子のガラス化法凍結保存の試みや、
ミトコンドリアを卵子に注入して成績の向上の試みなども始まっています。
今後、研究が更に進み、よりよい結果が出るように期待されます。
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