卵子提供サポートブログ
Dr.もも凍結精子破棄事件/Japan IVF Center株式会社
2015/06/01
こんにちは。Dr.ももです。
Japan IVF CenterのHPへようこそ。
こんな事件がありました。
大阪の病院で血液の病気で放射線治療を受ける前に、精子を凍結保存した男性2名、
この大切な精子が勝手に保存中止されていたというトラブルです。
以前、東日本大震災の際に、病院に凍結保存された卵子が駄目になってしまい、
訴訟事件になりかけたことがあります。
大阪の事件では、人為的に行われたという面で、後者とはその場面が異なると言えます。
その病院で凍結保存されていた13人分の無償凍結保存精子を、責任者が異動する為、
廃棄する方針を決めたという事です。
患者側への廃棄の意思確認や了承は不十分で、今回の問題となりました。
精子を使用しようとした患者側からの問い合わせにより、廃棄が発覚しました。
将来使う為に予め凍結保存していた大切な精子です。
それを理由なく、説明義務をはたさず勝手に廃棄するのは重大な過失があります。
取り返しがつきません。このような事のないよう、医療関係者は患者側の意思を優先し、
十分な説明と了解を必ず得るべきです。
患者側も変だと思った時は、勇気を出して何でも聞くことが大切です。
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